身体活動量の目標
この「健康づくりのための身体活動量の目標」は、2006年7月に厚生労働省が発表した「エクササイズガイド2006」に基づき,安全で有効な運動を広く国民に普及することを目的として策定されたもので、このエクササイズガイドは、健康な成人(20~69歳)を対象としています。
そして先にあげた身体活動量の目標は、『健康づくり(生活習慣病の発症予防)のための身体活動量としては、週23エクササイズ以上の活発な身体活動(運動・生活活動)を行い、そのうち4エクササイズ以上の活発な運動を行うことを目標とする』となっています。
また『この目標に含まれる活発な身体活動とは、3メッツ以上の身体活動であり、3メッツ未満の弱い身体活動は目標に含まない』となっています。
ここでいうメッツとは身体活動の量を表す単位で、身体活動の強度(メッツ)に身体活動の実施時間(時)をかけたもの(=メッツ・時)です。
そして、主な運動とメッツの関係は次の通り。
○普通歩行、軽い筋力トレーニング、バレーボール・・・ 3メッツ
○速歩、ゴルフ、自転車に乗る・・・4メッツ
○軽いジョギング、エアロビクス、階段昇降・・・6メッツ
○ランニング、水泳、重い荷物を運ぶ・・・8メッツ
さらにエクササイズとは運動量の単位のことで、単位は「Ex」("Exercise"の略語)。
メッツで表される強さの運動にその運動を行った時間を乗じたもので、単位としては「メッツ・時」と同等となります。
たとえば3メッツで示された単位の運動(普通歩行)を2時間続けると6エクササイズとなります。
週23エクササイズが目標なので、普通歩行なら1日2時間、週4日でノルマ達成となります。
ざっと説明いたしましたが、運動も数字で目標を作成するとけっこう続けられそうな気がしませんか?
(2010年4月22日)
姿勢について
これは、身体を重力に対して鉛直に立たせるために、機能的に進化したものと考えられています。
ところが、この適度な湾曲以上に、背骨の一部分をそらせたりすると腰痛や他の場所に痛みが発生します。
これはいわゆる、悪い姿勢から引き起こされるものです。
悪い姿勢になる原因は、ひとつには体幹部(体の中心)の筋力、あるいは筋持久力の低下が考えられます。
我々の腹部や背部の筋肉は、立っていたり座っている間中ずっと小さな筋活動を続けていて、姿勢が崩れてくるとこうしたちいさな筋活動に偏りができて、ある一部分だけに筋疲労が起こる場合があります。 これが腰部だと腰痛となります。
そこで、定期的な整体施術をお受けいただき、疲労した筋肉の血流を改善させ、歪んだ姿勢を矯正することにより、肩こりや腰痛を解消させてください。
また定期的な運動を行うことによって、体幹部の筋力や持久力を向上させることも、正しい姿勢を保つことにつながります。
まずは正しい姿勢を保つことから、はじめてみましょう。
コリや痛みを予防する方法
それでは、コリや痛みを予防する方法を具体的に考えてみましょう。
①からだを動かす準備をする
スポーツを行う前には必ず準備運動(ウォーミングアップ)を行いますね。 これは、筋肉中の血液循環が充分でない状態で運動を行うと、筋肉や関節を痛めることにつながり、心臓の機能にも負担をかけることになるので、非常に重要なことです。 つまりはこの準備運動(ウォーミングアップ)を日常生活の中でも実践して、日常生活や労働へのからだの準備をすることがコリや痛みを予防する手立てとなります。
②体幹部の筋肉を鍛える
日常生活の中ではある一定の部分に負担をかけることがあり、その人の生活習慣によってからだのさまざまな場所に負担をかけてしまいます。
そこで、酷使されるであろう部分の筋力を養うことで疲労度合いを軽減させましょう。 特に体幹部(胸部、腹部、背部)を強くして、あらゆる姿勢や動作に耐えうるからだづくりも重要となります。 このことは「姿勢づくり」にもつながることであり、意識的に姿勢を「つくる」ことでコリや痛みを予防する手立てになると思います。
③休養を積極的に摂る
コリや痛みなどの傷害は、単にからだのある部分に負担をかけたりして起こるだけでなく、からだが疲労している状態にもかかわらず、無理をして労働や運動を行うことも原因となります。 労働や運動後の疲労はなるべくその日のうちに取り除くようにしましょう。 入浴やマッサージにて疲労した筋肉を温めて血液の循環をうながし、筋肉中に蓄積された乳酸などの物質を除去してください。 さらに栄養補給、睡眠などを積極的に摂取して翌日の労働に備えておきましょう。 からだも道具同様、使ったら手を入れて常に切れ味バツグンの状態で日常を過ごしましょう。
コリや痛みなどの傷害がおこる原因とは?
私たちの日常生活では、労働、スポーツ、家事、育児、介護などあらゆる動作や運動を行います。そしてこれらの動作によって力を発揮するのは「筋肉」です。筋肉は骨に付いていて、この部分は「腱」という組織になっています。
骨は、お互いが向かい合って「関節」を構成し、関節の周りには「靭帯」や「関節包」といった多くの組織が関節を固定しています。
私たちが日常生活や運動を行う場合、筋肉が収縮することによって力を発揮させ、関節を使って骨を動かしながらいろいろな動作を行っています。こうして筋肉が収縮して力を発揮するときは骨に付着する「腱」に大きな力がかかります。 また関節はその種類によって動かせる方向が違い、肩の関節や股関節は3つの方向に動きますが、肘の関節や膝の関節は2つの方向にしか動きません。また動くことのできる範囲(関節可動域)も人によってさまざまです。そんな関節や腱に何かの拍子に大きな力が加わり、本来その関節が動くことのできない方向や範囲まで力が加わることがあります。これらのことをまとめると、
①関節や腱に大きな力がかかる
②本来関節が動くことのできない方向や範囲への負荷がかかる
③あるいは小さくても同じ場所に連続的に力がかかったりする場合
にコリや痛みなどの傷害が起こると考えられます。そして傷害は慢性傷害と急性傷害の2種類に大別することができます。
慢性傷害は、長時間にわたって小さな負荷がからだに結果生じるもの(デスクワーク、立位での労働など)、そして急性傷害は1回の大きな負荷がからだにかかった結果生じるもの(荷物を持ち上げる、急な駆け足など)です。
どちらの場合でも、筋肉や組織が損傷して痛みが生じたり、その結果炎症を起こしたりして動作を続けることが困難になるわけです。





